Salesman
いつもの帰り道、いつものお店で、いつもの料理。
ともすればこんな風に慣れた行動に出がちな毎日ですが、
意識的にいつもと違うお店でいつもと違う料理を食べて、いつもと違う人と話すことが
人生をより豊かにしてくれるんじゃないかと思う今日この頃。
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来年4月に入社を控えて、引っ越しをしようとしているんですが、
まともに一人で家を探すのは初めての経験のため、新しい気付きが沢山ありました。
不動産業界に身を置こうとしているのに今更かよって感じですが、
早めに知れてよかった笑
希望の居住先の地域に出向いて、適当にその辺の不動産屋に入ってみました。
前を通っただけでは全然気づかないような地場?の不動産屋。
※後から聞いたらまだこの地に来て3年目で全然地場ではなかった
普通はネットで調べて、希望の物件に当たりをつけて、不動産屋さんにも予約をしてから行くらしいのですが、スーパー情弱だった私はそんなこともつゆ知らず、いきなり押しかけました。
まあでも仲介業者にとって突然のお客さんが嬉しくないはずはありません。
快く対応してくれました。
こんなことをわざわざブログに書いているのは、この“快く”ってのが僕の期待をはるかに越えてきたからです。Beyond the expectation.
東京に出てきてから5年。家を借りるのは2回目なのですが、その時は適当に行ったチェーン?の不動産屋で、適当に出してもらった物件を、すぐに内見して、熱しやすい僕はすぐに気に入って決めてしまったので、部屋探しで苦労ってもんをしたことがありませんでした。
今回もそんな感じで簡単に見つかるだろうと思っていましたが、部屋探し完璧に舐めてました。なまじ5年も一人暮らしをした僕の条件は肥えに肥えており、希望の家賃で希望のスペックは全然見つからず...
1件気に入ったものの、居住中で内見できず、何より家賃は9万越え...
新卒社員には厳しい現実です。
その日はもう遅かったこともあって、後日また訪問することにして帰宅。
しかし内見予定だった昨日は私用が入り行けず、また予定合わせなきゃ、長引きそうだ、他の不動産屋に行こうと思っていたところへ知ら番から電話が一件。
「この間◯◯の物件についてお話させていただいたものですが、先ほど部屋の写真を取ってgmailの方に送っておきましたのでよろしければご覧になってください^^」
そこまでするのか....
借りてくれるかどうか怪しい一介の客にここまでしてくれるのかと、なんだか幸せな気分になりました。
しかしここでは終わらず、また次の日(というかさっき)にも電話がかかってきました。
僕的には家賃でアウトだったので、今回の物件は諦めることを告げ、希望の家賃の話をしてました。別に話すつもりはなかったんだけど、知らない間に次の物件の話をしていたんですよね。
でもって、
「じゃあその条件でまた探してみますね!図面をメールでお送りするので見てみてください^^」
不動産屋ってこんなに中期的に付き合うものなんだ、と。
1回目の部屋探しでなんのリレーションも気づかぬまま、一瞬で決めてしまった5年前の僕には気づけなかったことです。
他の不動産屋に行こうかと思っていましたが、ここまでしてくれるなら最後まで任せてみようかなと思ったわけです。もちろん、彼は仲介料のために必死に頑張っているわけですが、それでも僕は何だか気持ちのいい気分になりました。ここまでしてくれるなら、家賃一ヶ月分くらいの対価なら喜んで払おうと。
Salesmanと聞くと、何だかいい気がしないと言う人が多いかもしれません。
自分の利益のために高額商品を売りつけようとか、販売後の顧客満足なんて気にせず、目の前の客にイエスと言わせることにだけ執着しているとか。
現にドラッカー先生も「販売とマーケティングは相反する時がある」と言っているくらいだから、そういったケースもあるのかもしれません。
でも本当に出来るSalesmanは、特にこんな口コミが事業に大きく影響する時代だから、お販売後のお客さんの満足度も考えて販売活動に勤しんでいるんじゃないかと思ったわけです。
現にこうやって僕がブログに書いているわけですし。※後々社名も公開します。居住地絞られそうだけどw
インターネットが世界をよりよい方向に変化させた一例がこんなところにも発見できて、本当にいい気付きでした。
いい部屋決まりますように(´・ω・`)