マフィアと呼ばれたくて。

戦いの太鼓(タムタム)を響かせてナヴァホのように襲撃するのさ。

必要なのは地頭なんかじゃなくて持久力だ。

自分のキャリアや経歴のために仕事を捉えているうちは、優秀なビジネスマンにはなれても、

起業家にはなれないのかもしれないと時々思う。自分のために仕事をしている以上、自分の

肉体的、精神的健康を優先してしまいそうになる時が多々あるからだ。モチベーションで

仕事をしている部分がまだまだ色濃く残る。

 

ドラッカーは「どうありたいかを考えるべき」だと言うけれど、僕の場合はそちらが強すぎて、

DeNAの南場さんが言うような「コトに向かう能力」が非常に低いように感じている。

自分が長期的に、圧倒的な熱量を持ち続けられる、解決したい問題も見当たらなければ、

世界はこうあるべきだと言うビジョンも明確にない。しまいにはどうありたいかを突き詰めすぎて、

人生の意味を考えちゃったりして、そんなものはタイミングと決めの問題だと分かっていても、

なんだかすっきりしないまま悶々と目の前のタスクをそれなりにこなしている。

 

それでもシリコンバレーの起業家達や、戦後の日本の経営者、その後のベンチャースピリッツ

溢れる経営者達は最高にかっこいいと思っている自分がいる。"競争”や"勝ち”に拘る僕にとっては、

ビジネスっていう弱肉強食の世界はこれ以上ない舞台だろう。冷静になったり、憧れ熱くなったりを

繰り返しながら毎日を過ごす。

 

最近極端に冷静に、見失ってしまうタイミングが多いから、余計不安焦燥になったりする。

もし自分が事業や会社に責任を持つ立場にいた時、こんな状態になったらと思うと吐き気がする。

もしそうなったら、当人以上に部下や関係各位は不安になってしまう。

 

必要なのは地頭なんかじゃなくて、肉体的・精神的な体力なんだとつくづく思わされた数ヶ月だった。

覚悟、決意、責任、そういった類のものが、圧倒的に足りていない。